2014年08月24日
8/24(日)観覧無料~かんなみ仏の里美術館~
明日、かんなみ仏の里美術館は観覧無料!
混むらねぇ・・・
この美術館におさめられたたくさんの仏さんらは
ここへ来る前には
美術館と谷をはさんで向こうに見える薬師堂に居たさ
そっから美術館へ越してきたのは
薬師如来さん(平安時代生れ)と
阿弥陀如来とお供の脇侍象ふたり(鎌倉時代生れ)
十二神将立像(室町~江戸生まれ)
観音さんに地蔵さん(平安生れ)
不動明王さん(室町)に毘沙門さん(平安)
空海上人さん(江戸)と経巻上人さん(江戸)
※とても美しいから仏の里美術館HP「所蔵品のご案内」から是非一度ご覧下さい
これだけでも二十二人
いや二十二仏?
上人さんの座像も仏さんて言うずらか・・・
阿弥陀如来さんとふたりのお供なんか(阿弥陀如来及両脇侍像)
平成三年にはイギリスの大英博物館の「日本の鎌倉時代展」にも行ってきただってぢゃ
帰国した翌年にゃぁ国も重要文化財に指定しただって
それから二十年後には桑原の薬師堂に居たこの仏さんらの為に
函南町が作った「仏の里美術館」に移って
美術品として大事にされてるだからね
さて仏さんらが美術館に越した後のことです
カラになった薬師堂を桑原の人っちが大掃除しただってさ
すると!薬師堂のすみっちょからリンゴ箱が出てきて
そん中に仏さんらから外れて落ちた腕や手
髪や衣装や道具が紙にくるんで入ってただって!
ホームページで十二神将の写真見てみなん!
リンゴ箱がめっかる前のだから
寅の干支「真達羅大将」なんか
ナイトフィーバーないかしたポーズを決めていながら
腕がないもんで何だか痛々しいじゃ
十二神将みんな腕やら手やら
どっか欠けてただけどさ
このリンゴ箱の中から出てきたので
こんだみんな綺麗に欠けるとこない身体になったさ
あと作られた時期よりもずっと後になって塗られた色を
制作当初の状態に戻すってんではがしただって
仏さんらお化粧とって素顔になったさ
展示室のほの暗い灯りの中に
満足な身体になって一列に並んだ十二神将は
うんと迫力あるで~!
ちょっとした工夫がしてあってさ
瞳が生きてるみたいにギラッと睨みをきかせてるさ
出来れば来館者の居ない
静かなところでぢ~っと見てるのがいいと思うよぉ
こんな田舎の山間の薬師堂に
運慶快慶のお仲間の実慶が彫ったってことだとか
二十二体の仏さんが守られて来たこととか
平安時代のだとか
いやはやなかなかスゴいね函南・・・
そこへ来てこんだ千体観音だで!
この10㎝前後の仏さんらは
大竹にあって廃寺になった蓮華寺ってとこに居ただって
この千体の観音さんを作ったのは法阿っていうお坊さん
このお坊さんは今は仏の里美術館に居る
阿弥陀如来さんと脇侍らの修理をその当時したって関係らしい
この10㎝くりゃぁの仏さんさぁ
表情の違いが見てて飽きにゃぁ・・・
「大竹千体観音像展」は9月29日(月)まで観覧無料
いいら!函南!
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かんなみ仏の里美術館
静岡県田方郡函南町桑原89番地の1
055-948-9330
開館時間:10:00~16:30
休館日:毎週火曜
※祝日の場合は開館、振替休日あり
8/27~28臨時休館
9/23(火)営業 翌24(水)振替休
詳しくはHPからご覧下さい
かんなみ仏の里美術館→http://www.kannami-museum.jp/index.html
函南駅から歩くとしたらちょっとしたハイキング的距離(クルマなら5分ほどか)
大竹JA前からJR高架をくぐってゆるめの上り坂が美術館まで続きます
山間の道はのんびり歩いて目指すのもいいらね
Posted by 純chan at 00:55
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